格闘技

タパレスとフルトンどっちが強い?お互いの特徴や強さを徹底解析!

taka

タパレスとフルトンの両者どちらが強いのか?お互いの強さや特徴を比較!と言った内容でお伝えしていきます。

元WBC・WBO世界スーパーバンタム級統一王者でパワーと言うより機動力を活かした戦い方のフルトン選手。

現WBAス-パー・IBF世界スーパーバンタム級統一王者で、パワーそしてスピードなど金揃えたタパレス選手。

果たしてどっちが強いのか、パワー溢れるパンチのタパレスか機動力を活かしたフルトンか?

両者は属す団体は違えども、元スーパーバンタム級統一王者と現スーパーバンタム級統一王者!

同じスーパーバンタム級とは言えども、双方共にタイプが違う選手。

そこでお互いの強さや特徴などを分る範囲で分析してみたいと思います。

レイ
レイ

井上選手には破れはしたものの、私は機動力の優れたフルトンが強いと思うな!

メイ
メイ

そうかな!?

私はパンチの連打で攻めるタパレスが断然強いと思うよ!

お互い強さの引けを取らない選手ですが、機動力やパワーなど、お互いの強さや特徴を見ていきましょう!


タパレスとフルトンは戦ったらどちらが強いのかをタパレスの戦績で見ると?

12月26日に井上尚弥との決戦を控えているマーロン・タパレスだが、フルトンとの実力差はどうなのか?

タパレスはフィジカルの強さが売りといっても過言ではない程に、身体能力が優れた選手。

  • マーロン・タパレス:圧巻のデビュー戦
  • ライトフライ級王座獲得!
  • WBOアジア太平洋バンタム級王座獲得!
  • WBA・IBF世界スーパーバンタム級統一獲得!
  • タパレスの攻撃スタイルや特徴


マーロン・タパレス:圧巻のデビュー戦

16歳からボクシングを始め、アマチュア経験が無くいきなりプロデビューと異色の経歴。

2008年7月のデビュー戦では同じくフィリピンのネストール・ガモロと対戦。

何と1回のラウンドで僅か54秒で寝ストール・がモロにTKO勝ちといった脅威の強さを発揮!

得意の連打で勝ち取りデビュー戦を華々しく飾ったマーロン・タパレス。


ライトフライ級王座獲得!

2009年5月にはデビュー戦より順調に勝ち進んできたタパレスだが、9戦目にして黒星。

同国のブリックス・レイに6回棄権により敗退する事になる。

だが、同年の8月・11月と立て続けに判定勝ちを収め更なる高みを求め突き進む!

そして13試合目となる2010年4月、同国のワルリト・パレナスと対戦し7回KO勝ちを収める。

そしてこの時、タパレスは念願のフィリピンGABライトフライ級王座獲得する事が出来た。

2ヶ月後の6月には同国のチャーリー・カビラに12回判定勝ちを収め初防衛を納める!

その後、1年半もの間タパレスは負け知らずで突き進んできた。


WBOアジア太平洋バンタム級王座獲得!

だが、このままの勢いで勝ち進んで行くかと思われたタパレスだが、ここで又試練が襲う!

2013年2月、WBC世界スーパーフライ級シルバー王座に挑戦するも12回判定負けを期す。

そして半年後の8月、WBOアジア太平洋バンタム級王者フレディレックス・ロドリゲスと対決!

一進一退の試合から徐々にタパレス有利な展開に、そして12回判定勝ちを収めた。

更に2年後の2016年7月タイのプンルアン・ソー・シンユーと対戦しWBO世界バンタム級王座獲得。

だが、翌年の4月に日本の大森将平にKO勝ちを収めるも計量オーバーによりWBO世界バンタム級王座剥奪。


WBA・IBF世界スーパーバンタム級統一獲得!

前年にWBO世界バンタム級王座はく奪といった不運に見舞われたタパレスだが、そこからまたも快進撃か!

ところが、2019年12月、IBFスーパーバンタム級王者の岩佐亮佑に奇しくも11回KO負け。

だが、2021年12月、有力視されていた勅使河原弘晶から3回ものダウンを奪い2回KO勝ち。

そして迎えた今年4月、WBAスーパー・IBF世界スーパーバンタム級統一王者ムロジョン・アフマダリエフ選手と対決!

誰もが王者ムロジョン・アフマダリエフ選手が絶対有利かと思われた試合でした。

一進一退の攻防を続けた両者の結果は12回:2対1と僅差でタパレスが勝利を収めた。


タパレスの攻撃スタイルや特徴

タパレスはフルトンに比べ身長やリーチの長さでは劣るものの、重みのあるパンチの連打で攻めまくる怖さがある選手だ!

攻撃スタイルはデビュー当時と変わらず連打でせめていくタイプのボクサー。

フィジカルの強さから繰り出されるパワー溢れるパンチ力は相手を圧倒し粉砕する。

サウスポーで小柄なタパレスは右ジャブで距離を詰め力ある左ストレートを繰り出す!

得意のバックステップで相手の攻撃を交しながら一気に踏み込み軽快なフットワークで右から左ストレート。

体格的には身長もリーチに関してもフルトンより劣るが一発のパンチ力では勝っているのでは。


タパレスとフルトンが戦うとフルトンが有利?フルトンの戦績で見ると?

機動力と高いディフェンス力を兼ね備え、軽快なスピード感溢れる動きを見せるフルトン。

  • アマチュア時代のフルトン!
  • IBO世界スーパーバンタム級奪還
  • WBO世界スーパーバンタム級奪還
  • WBC・WBO世界スーパーバンタム級王座統一
  • フルトンの攻撃スタイルや特徴


アマチュア時代のフルトン!

米国ペンシルベニア州のフィラデルフィア出身のスティーブン・フルトン選手。

何と彼は12歳でボクシングの世界に、まだ幼さが残るフルトン少年。

治安の悪い土地柄の為、生き残る為にもボクシングを始めたとの事。

ハングリー精神旺盛なフルトンのアマチュア時代の戦績は90戦75勝15敗。

アマチュアながら、「90戦中75勝」と実力共に成長を遂げたフルトン選手。


IBO世界スーパーバンタム級奪還

8年間のアマチュア時代を経て20歳でプロデビューしたフルトン選手。

2014年10月にアメリカのイサック・バシャーに2RTKO勝ちでデビュー戦を飾る

デビュー戦から5年もの間15戦を勝ち続け、迎えた2019年5月、タイトルマッチを迎える。

ナミビアの選手でIBF世界スーパーバンタム級王者のパウルス・アムブンダとの対決!

39歳と超ベテランのパウルスとの攻防の末、12R/3対0の判定勝ちを収める。


WBO世界スーパーバンタム級奪還

IBO世界スーパーバンタム級奪還から僅か8ヶ月後にはWBO世界スーパーバンタム級に挑む!

相手は中国系のアメリカ人のアンジェロ・ミゲール・レオ選手。

体格はフルトンと同じくらいの選手で同年齢、フルトンの方がリーチは4cm程長い。

2人はこの前年に拳を交える予定だったが、新型コロナウイルスの影響で2度中止を余儀なくされていた。

そして迎えた2021年1月23日、3度目の正直ようやく2人の対決が実現した。

フルトン対アンジェロの対決は打ち合い攻防の末、12R/ 3対0とフルトンの判定勝ち!

WBO世界スーパーバンタム級奪還を果たしたフルトンだが、次への高みへと向かう事に。


WBC・WBO世界スーパーバンタム級王座統一

WBO世界スーパーバンタム級奪還した感動が覚めやらぬ10ヶ月後の11月に統一戦に望む!

自身のWBOのベルトとWBCのベルトを賭けてWBC王者ブランドン・フィゲロアとの勝負に挑む。

フィゲロアは身長・リーチともにフルトンを上まっていて、ここまで23戦1引き分けの成績。

試合内容は正にタイトル戦に相応しい程の試合内容。


フルトンの攻撃スタイルや特徴

フルトンのボクシングスタイルはアウトボクシングからの攻める事が得意な選手。

それととても器用なファイターで相手によって戦法も変えながら戦える選手だろう。

技巧派スタイルでのフルトンはディフェンス力にも長けた選手と言えよう。

相手の動きを瞬時に捉え優れたディフェンスによりクリーンヒットを滅多に浴びる事もない。

相手との間合いを取りながらの長いリーチを活かしたパンチを繰り出し機動力も優れている。

決して一発のパンチで相手選手をリングに沈めるタイプではないが、そこは技巧力でカバー。

但し、7月に行われた井上尚弥とのタイトル戦では得意のアウトボクシングが思う様に起動しなかったのが敗因ではないか。

プロデビュー以来無敗を誇っていたフルトンだが遂に一敗を期す事になる。

井上尚弥との試合には破れはしたが、不屈の精神の持ち主フルトンはそれで終わる男ではない!

次なるはフェザー級で臨むのかそれとも再度、スーパーバンタム級に挑むのか!


タパレスとフルトンの強さを比較:どっちが強いのか:まとめ

タパレスとフルトンどっちが強いか?両者の強さを徹底解析! といった内容でお伝えしてきました。

今回はフルトンとタパレスの両者の強さやボクシングスタイルを検証してみました。

サウスポーのハードパンチャーであるタパレスに対し技巧派のフルトンのどっちが強いのか。

フルトンは、ハードパンチで一撃狙いで相手を倒す選手ではなく機動力を駆使した技巧派スタイルである。

何より相手によって戦い方を変えていける変幻自在とも言えるフルトン身のこなし方は圧巻だ。

おまけに優れたディフェンス力で相手のパンチを交しながら相手のスタミナを奪う。

そして長いリーチを使いジャブからカウンターといったスタイルだ。

一方のタパレスは小柄ながらも警戒にバックステップを使い、右そして強烈な左ストレートを繰り出す。

ファイティングスタイルは前へ出ては攻める感じが目立ち、攻められても直ぐに打ち返す。

例え試合に負ける事があっても後に尾を引かず、再び自身のスタイルを貫き勝ちにいく選手。

負けん気が強いと言うか、メンタル面でもかなり強い選手ではないだろうか。

技巧派スタイルのフルトンに対しパンチ力ある左が武器のタパレスとタイプの違う両者。

プロでの戦績は、フルトンは「22戦21勝1敗」。

一方、タパレスのプロでの戦績は、「40戦37勝3敗」。

フルトンは20歳でプロ入りしたのに対しタパレスは16歳でプロデビューしてるのでこの数字は一概に比較は出来ないと思う。

早いラウンドでパンチを繰り出し上手くフルトンにカウンターを合わす事が出来ればタパレスに勝機もあるのでは。

但し、ディフェンス力のあるフルトンですから上手く交しながら持久戦に持ち込めばフルトンの判定勝ちの可能性も否めないだろう!

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