ハンコの作成と用途に合わせた選び方とは?
普段は必要がない限り、はんこの事なんて頭の片隅にもないですよね!
以前は男女問わず、社会人になれば給料の振り込み口座を作る際に、必ず銀行印を作るのが当たり前でしたが、今では口座を作る際に印鑑ありか、無しのどちらかを選べます。
とは言っても、印鑑で登録してた方が、後々手続きをする際に何かと都合がいいそうです。
では、ハンコの作成と、いっても、用途に合わせた選び方が、よくわからない!
ハンコの作成に予算はいくらあれば、それなりの物が買えるのか?
用途に合わせた印材とは、何を選べばいいんだろうか?
このようにハンコを購入する際の使用目的だったり、サイズ、印材の種類や書体、予算はどのくらいなのかによって作るハンコも違ってきます。
そこで以下のように3つの項目ごとに解説していきます。
- ハンコ作成と利用用途について
- 予算(価格)検討
- 印材の種類・サイズ・書体選び方
ハンコを作成する際の利用用途とは!
ハンコを購入する際に、どういった用途に必要なのか?
もちろん、使用する用途によって購入するハンコの内容も違ってきますので、今回は中でも登録が必要な、銀行印と実印での、2パターンでお伝えしたいとおもいます。
- 口座開設に必要な銀行印として
- 実印として大事な決断を下す際に用いるため
ハンコと言っても特に登録が必要になる、銀行印と実印の2点に絞り込んで以下のように解説をさせていただきます。
口座開設に必要な銀行印として
いざ、口座を開設する際に、必要になってくるのが銀行印ですが、肝心なハンコを何処で買おうか、どういった印材を選ぶべきか迷う所ですよね。
一番手頃で安価なところで言えば、既製品で三文判(ミトメ印)などでも使えますが、それなりのリスクを負う事にもなります。
誰もが同じ物を購入できるので、偽造されたりして使われる恐れがあります。
銀行印は、自身の財産を預ける銀行に登録するものなので、仕事で使う認印と併用されるのは紛失や偽造される恐れもありますので、おすすめはできません。
銀行印は使っていく内に縁が欠けたとしても、実印と違いそのまま使用出来ますが、枠の欠けたままの状態って、お金がどんどん流れていくイメージで、好ましくないとおもいませんか?
銀行印はいわば自分の財産を守る蔵の鍵みたいな物で、とても重要な鍵になります。
大事な財産を守るためのハンコ、出来ればそれなりに強度のある印材、柘であれば耐久性のある材質の物や、他に水牛など良質な印材を選ぶべきです!
不思議なもので、ハンコって安い物だと直ぐに欠けたり紛失といった事により、また買い直し
といった手間もかかり結局、高い買い物になってしまいます。
・・以前の私が、そうでしたから(笑い)!
銀行印は実印にの次に大事なハンコになりますので、慎重に吟味し、元となる印材を選ぶことをおすすめします!
お勧めの印材の種類
- 薩摩本柘
- 御蔵柘
- 黒水牛
- オランダ水牛
大事な決断を下す際に用いるための実印として
実印は既製品→三文判(ミトメ印)のような既製品で売られている物では使用できません。
通販で購入するか、面倒でも店頭に出向きオーダーするかの、どちらかで選ぶ形になります。
たまに、卒業祝いで頂いたハンコを実印で使っている方がいますが、あまり好ましくはないかと思います。
主に、卒業記念で使われるハンコは以下のようになります。
- アカネ(外国産:柘とは別の種類)
- ラクト(プラスチック素材)
予算的にもリーズナブルなアカネかラクトのどちらかが主に使われています。
ラクト(プラスチック製品)は、熱に弱く変形しやすいとも言われてるので特に実印としては向いてなく、おすすめはできません。
アカネ(外国産)で彫られたれたハンコも予算的にリーズナブルなので、卒業記念印にはよく使用されてます。
どちらかというと、三文判(ミトメ)とか普段使用するハンコなどに向いてます。
日本産の柘は四季の中で育っているため、木の密度がかなり高く固めで中でも薩摩本柘や御蔵柘などがお勧めですが、他に黒水牛やオランダ水牛、象牙、チタンなども実印購入の際はおすすめの一品ともいえるでしょう。
実印と銀行印を併用で使用している方が結構いらっしゃいますが、法律では罰則とかはありませんが、併用はやめた方がいいでしょう!
万が一にも無くされた場合、銀行と役所へそれぞれ紛失届けを出さなければいけませんし、詐欺や偽造などに使われる恐れもあり、何かと不都合が生じます。
他に夫婦で兼用で使いたいとい人がいますが、 1つの実印を夫婦で共有することはできまん。
実印は世界に一つ、自分だけの物、実印は自分の分身ともいわれる程、大切な物です!
昔から、金は貸してもハンコは貸すな、と言われるくらい大事な物なので、日本人は特に実印に関しては、重きを置くのでしょう!
お勧めの印材の種類
- 薩摩本柘
- 御蔵柘
- 黒水牛
- オランダ水牛
- 象牙
- 天然石
- チタン
但し、自治体により実印に使用出来る印材は違ってきますので、特に通販で購入される方はお住まいの地域の役所の市民課へ問い合わせ、使える印材を聞くとよいでしょう!
ハンコを作成するための予算を決める行動パターン
ハンコを購入する際にどうしても気になるのが値段ですよね!
まだ今みたいにスマホやパソコンの無い時代はあちこちのお店巡りして価格を比べたりしてたもんですが、今ではスマホ一つで何でも調べられれる便利な時代になりました。
そこで価格を知るための行動パターンを、ネットで検討かお店で検討の2パターン絞らせて頂きました。
- 手軽にスマホで検索してネットで予算の検討をする
- 直にお店で商品を見てから予算の検討をする
手軽にスマホで検索してネットで価格の検討する
スマホは携帯できるので、何処にいても検索ができるすぐれもの。
Google検索で、その場にいながにして何処のお店が安いのか目処をつけられる。
通販でもかなり内容も充実してますので、気にいった所が何カ所か見つかったら、アクセスして
価格を見比べれば良いかと思います。
但し、価格の検討は安さだけで決めず、内容の充実だったり、サービス面や、何か疑問など分らない事があれば直ぐに聞ける連絡先があると安心ですね。
今のご時世、何かと分らなければメールやお問い合わせホームなどばかりで、あまり人と話をする事が苦手だ、といった若年層の方にとっては当たり前の事であって違和感がないかと思いますが・・・
特に中高年層からシニア層の方達にとっては、このメールでとか、お問い合わせホームと言った事より電話で直接、質問したり聞いたりした方が安心出来るものです!
そこで通販をご利用する際にチェックすべき箇所を以下の内容でまとめました!
- お問い合わせ先として連絡先の電話ができる
- 会社名・所在地が明確化されている
- 返品に付いての保証事項がある
以上の事を確認した上で検討する事を、お勧めします!
直にお店で商品を見てから価格の検討をする
スマホ一つで何でも検索できる便利な時代ですが、やっぱり直に自分の目で見、手で触り納得
した上で価格を検討し購入する方も老若男女問わず結構いらっしゃいます。
例えば、高額な自動車を購入する時って、ネットで検索して決めたりしませんよね。
面倒でもカーディーラーへ行って営業マンから色々話を聞き、分らない所は質問したりして
最終的には価格交渉など行い、決断しますよね!
やはり高価な物や自分にとって大切な物を購入する時、人は心理的にも不安を取り除いた上で
安心して買い物がしたいと思うのもです。
いくらデジタル化が進んだ、ご時世にあっても大事な物を購入する場合、やはり直に足を運び
自分の目で見、触れてみて納得するのが一番!
但し、お店によっては最初から高い物を薦めてきて店側のペースでつい高額な物を選ぶといった事もあるかと思いますが、後で後悔しないためにも、まずは自身で納得した価格で予算を検討し決めるようにしましょう!
【通販での選び方や店舗の選び方】ハンコの印材の種類やサイズと書体の選び方を紹介
SHOP或いは通販先も決まり予算の目処もある程度立てたら、後はハンコを作る際に最終段階とも言うべき予算に伴った印材を選び、サイズや書体などを決めていきます!
意外とこの段階で失敗するケースも起こりうるので簡単に決めるのではなく、自分一人で購入する場合や夫婦で購入する際の注意を払う必要があります。
ここでは、通販で購入する場合と店舗で購入する際の違いと注意点、他に銀行印又は実印を購入する際の印材の種類やサイズ、書体などの選び方などを解説いたします!
- 通販で印材や書体の決め方と注意事項!
- 店舗の選び方と印材選びや書体の決め方
通販での印材や書体の決め方と注意事項!
通販で購入する際に注意すべき点は、店舗と違い実物を手に取って質感を知る事ができません。
結局、写真の見た目で判断するしかないので、例えば黒水牛を買うつもりで、見た目の似た黒檀(柘の種類)の物を選んでしまったなどのケースもありますので、注意が必要です!
必ず写真と印材名を照らし合わせ、確認してから選らぶようにしてください。
印材選びの際、どうしても価格の方が目につきやすく、見た目が似た印材を選んでしまう場合もありますので、しっかりと印材と価格と照らし合わせて選びましょう!
印材が決まったら最後は書体選びに入りますが、店舗と違い自分でサイズや掘る書体を決めなくてはいけないのですが、書体選びには以外と迷う事もあります。
銀行印と実印を選ぶ際のサイズと書体を以下のようにまとめてみましたので参考にしてみてください。
女性の場合
銀行印 → 橫彫りがおすすめ(13.5mm~15mm)
書 体 → 12mm = 4書体(古印体・楷書体・隷書体・行書体)
13.5mm以上 = 2書体(篆書体 / 印相体)→ おすすめのサイズ / 書体
実 印 → 女性=13.5~16.5mm → おすすめのサイズ
名前→13.5~15mm / フルネーム→15~16.5mm
おすすめ2書体 → (篆書体 / 印相体)
女性は結婚後名字が変わるので両方とも名前で実印は縦、銀行印は横彫りがおすすめ。
男性の場合
銀行印 → 横彫りがおす
すめ(13.5~16.5mm)名字がおすすめ
書 体 → 12mm = 4書体(古印体・楷書体・隷書体・行書体)
実 印 → 男性=15~18mm → おすすめサイズ
名字のみ=15~16.5mm / フルネーム=16.5~18mm
おすすめ2書体 → (篆書体 / 印相体)
男性は好みによっては名字か、フルネームのどちらかを選んでいただけます。
(お勧めは、やはり堂々たるフルネームですが、あくまでも個人の好みによります!)
手元にメモを用意して、例えば銀行印=印材→○○、サイズ→○○、書体→○○というように、前もってメモをして、それを見ながら注文サイトを進めていけばミスも防げます。
銀行印と実印の両方を購入する際に、つい先を急ぎサイズや書体を逆に注文ってこともありますので、予めメモをとっておき、チェックしてからカゴに入れるようにしましょう!
店舗の選び方と印材選びや書体の決め方
先ずは店舗で購入する際に,小さな個人店から大型店まで色々とありますが、お店の選び方として大事なのは、お店の大小ではなく、ハンコの専門に特化してるかどうかが、とても大事!
店舗といっても兼業でのハンコの取り次ぎ店もありますので、分りやすく以下のように大きく 2パターンに分けてみました。
- 取り次ぎ店 → 文具店・ホームセンター・本屋、等
- 専 門 店 → 昔ながらの個人店舗・フランチャイズ店舗・代理店舗・・等
できることなら、何かと専門的な融通のきくハンコの専門店での購入をおすすめします!
専門店であれば、豊富な商材の中から色々と選べたりしますし、何より知識が豊富なので分らない事があれば何かと聞けたりもでき、不安を取り除き安心してハンコを購入できます。
利用用途の箇所でも解説しましたが、印材を選ぶにも、銀行印か実印かで選ぶ印材やサイズも違ってきますので、そこはお店の方に聞きながら自身の好みで選ぶと良いでしょう!
他に、店舗での購入に関して注意すべき点を、以下のようにまとめました!
- 購入するハンコの予算を予め決めておく
- 印材の種類も、前もってネットで調べるなりして把握しておく
- サイズは、性別や彫るハンコによっても違ってくるので、ある程度知識に入れておく
- 価格(相場)もある程度で構わないので、頭に入れておく
店舗で購入する際、ハンコの種類・サイズ・相場などわからない、おまけに予算に関しても
決めてない、・・では、その場で結局決められず出直すか、お店の方に薦められるがままに決め結局、購入後に後悔してしまう、・・という事になりかねない。
印材の種類やサイズなど多少なりとも把握しておく事により、お店側の説明を受けた際に納得
して購入ができるかと思います!
はんこの作成と用途に合わせた選び方とは?:まとめ
はんこの作成と用途に合わせた選び方という事で、通販や店舗での購入や印材の種類やサイズ選び等々、お伝えしてきました。
ハンコの作成や用途に関して、特に注意したい点は以下の4つです。
- 銀行印と実印は兼用で使用しない
- 銀行印に三文判(既製品)を使用しない
- 銀行印は実印よりも一回り小さいものを選ぶ
- 実印は特に耐久性が高い素材の印材を選ぶ
今回は登録に必要なハンコの作成の用途として、銀行印と実印をテーマにした解説をさせて頂きました。
年々、社会の動きにも著しい変化を伴いながらアナログからデジタル化への加速が更に進み、企業に関して言えば、デジタル化による事業内容の見直しも迫られるのでしょう!
確かに、現代社会にあってデジタル化が進めば、それだけ無駄も省けるかとは思うのだが、時には無駄と思える様な事でも無くてはならない場合もあるでしょう!
いくらデジタル化が進んだ現代にあってもなお、日本の文化とも言えるハンコの存在は大きいといえるのではないでしょうか!
デジタル化が進んだ現在でも、やはりハンコは今の日本社会にとっては必要不可欠なものだと私は思えてやみません!