個人事業主のハンコで角印は持つべき?ゴム印の役割を一緒に解説!
これからフリーランスで稼ぐ、或いは会社を退職し個人で事業を行おうとしているあなたは、もう頭の中では将来設計の事などで期待と不安でで一杯なのではないでしょうか。
個人事業主となれば会社組織のような規則や縛りが無い分、全て自分で事を運ばなくてはいけなくなり、責任は全て自分で背負う形になりますが、事業を拡大できればその分の報酬も期待できやり甲斐も大きいでしょう!
お題にもうたってますが、個人事業主は角印とかのハンコを用意しなくてはいけないのか、と言う事ですが事業内容にもよります!
そこで、ここでは分りやすく個人事業を大きく分けて3種類に分類して個人事業主として持つべきハンコは何か、ゴム印と合わせて使う角印の必要性など事業によってハンコの有無を分りやすく解説をしていきます。
- フリーランスの個人事業主は角印やゴム印のハンコは必要?
- 飲食店を経営する個人事業主は角印やゴム印などのハンコを持つべき?
- 小売り店を経営する個人事業主は角印やゴム印などのハンコを持つべき?
フリーランスの個人事業主は角印やゴム印のハンコは必要?
フリーランスとは働き方そのもを指す言い方なので、開業手続きの際はあくまでも個人事業主ということになり、自身のスキルを活かした仕事に就くといった形になります。
フリーランスといっても色々な働き方があり、昔は手に職みたいな事をよく言われてた時代もありましたが、今では手に職に代わり、スキルUPとかスキルを生かして・・等と言われてたりします。
フリーランスといっても多種多様に職種がありますが、その中でも又、更に細分化されて行きますので、ここではよく耳にする代表的な職種を紹介させていただき、それに合ったハンコ選びをしていきたいと思います。
- エンジニア系は必要なし
- マーケター系は必要なし
- クリエイティブ系は必要なし
エンジニア系
フリーランスといわれる仕事の中でも特に代表格ともいえるのが、このエンジニア系の職種ではないでしょうか。
エンジニア系に更に多様なの職種がありますが、その中でも普段よく耳にする職種としてシステムエンジニア、プログラマー、ゲームプログラマー等々の職業などがあります。
こちら以外でも全ての職種に高度なスキルが求められる職種で、一般的には会社組織に委託される業務委託といった形になりますが、契約は個人なので個人専用のハンコがあればいいでしょう。
但し、プライベートで使用するハンコとは別に用意する事をおすすめしますが、この時ミトメ印といっても既製品で売られてる10mm程の安っぽい物ではなく一回り大きめのサイズで12mmサイズの個人名の入ったハンコがおすすめです。
仕事用の銀行印もプライベートとは分けて用意すべきで、サイズは13.5mm~15mmのサイズで個人名で横彫りがおすすめです。
法人と違い、角印やゴム印までは必要ありません。
マーケター系
マーケター系も多種類の職種がありますが、主に耳する職種でWebディレクター、Webデザイナー、Webマーケター等々ありますが、こちらも業務委託になりますので、エンジニア系同様に個人のハンコになります。
もちろん、こちらもプライベートで使用するハンコとは別に用意する事をおすすめで、ミトメ印のサイズは12mm程度の個人名でのハンコをおすすめします。
銀行印もプライベートとは別に用意すべきでサイズは13.5mm~15mm程で個人名での横彫り
のタイプをおすすめです。
こちらも特に角印やゴム印を用意する必要はありません。
クリエイティブ系
こちらはかなり幅広く色々な職種が存在しますが、その中で聞き慣れた職種では(コピーライター、Webデザイナー、グラフィックデザイナー、イラストレーター)等々、クリエイティブと言われる職種は他にもかなりございますが、こちらも業務委託になります。
クリエイティブ系の仕事は特に若い方々には、かなり人気度は高い業種といえるのではないでしょうか!
そういった方々が持つべきハンコは個人印で、こちらもプライベートで使用する物とは別に用意すべきで、12mm程度のミトメ印がおすすめです。
やはり銀行印もプライベートとは別に用意し、13.5mm~15mm程のサイズで彫る内容は個人名で横彫りがおすすめとなります。
こちらも角印やゴム印を用意する必要は特にありません。
他にも沢山の業種がありますが中でも聞き慣れてたり、ネット内で当たり前のように存在するものが、以下のような職種の方々が情報発信されたりしています。
- ブロガー
- YouTuber
- 動画編集者
飲食店を経営する個人事業主は角印やゴム印などのハンコを持つべき?
飲食店といっても普通の食堂や喫茶店、お酒を扱う居酒屋、スナックやバーなど、飲食店といっても多種多様にあります。
今まで習ってきた料理の腕前を、これから創業するこのお店で存分に発揮していこうとしているあなた、開店前の準備は全て整いましたか?
メインが料理なので、どうしても料理関係の準備は万全と思っていても意外と忘れられがちなのがハンコの存在です。
いざ、お店が開店してお客様へ領収書などお渡し刷る際に、ハンコが無く手書きでといった経験談なんかもたまに聞く話でして、お店には名称(屋号)がありますので、屋号(店名)の入った角印や、屋号(店名・住所・電話)の入ったゴム印を用意する必要があります。
- 角 印ーお店の屋号(店名)の入った柘や水牛等で彫刻した角印
- ゴム印ー屋号(店名)・住所・電話の入ったゴム印
角印ーお店の屋号(店名)の入った柘や水牛等で彫刻した角印
角印とは、柘や水牛などの印材などに屋号を入れて彫った物で、上記でも話しました領収書にゴム印(店判)を押した横に店のミトメ印として押すハンコの事です。
店主によっては、店判であるゴム印の横に個人名の入った三文判(ミトメ印)を無造作に押されてる方が時折、見かけて思うのですが、たかが領収書、然れど領収書です。
折角ゴム印で店判が押されているのに、その横に無造作に個人名の印鑑が押されてると、それだけで何か安っぽくも見えたりします。
契約書や会社の書類にしても、やはり角印がきちんと押されている事により、その会社の証明というか安心、信頼性が高まるのではないでしょうか。
お店にしても同じ事で、この先、大事なお客様には何度もリピートで来て欲しいですよね!
その為の安心感や信頼性といったことが、この角印に含まれていると言っても過言ではないと言えるでしょう。
ゴム印ー屋号(店名)・住所・電話の入ったゴム印
飲食店の場合ですと会計時に領収書を求められた場合には、店名の入った領収書を渡しますが、
領収書には屋号(店名)・住所・電話などのはいったゴム印を押してあるのが普通です。
領収書は手書きじゃ駄目なの・・と言われる方もいらっしゃるのですが、確かに手書きでも別に問題はありませんが、手書きで乱筆であれば、お店の信頼度も低くなり領収書の価値観も下がるのではないでしょうか。
直接的には関係ないように思える事ですが、食べ物を扱うお店としては何よりお客様からの信頼と安心があっての商売ですので、最低限ゴム印(店判)は用意することは小さな事のようですが、とても大事なことです。
小売り店を経営する個人事業主は角印やゴム印などのハンコを持つべき?
個人で小売り店の経営といっても、雑貨店・化粧品店・洋服店・靴店・食品店・はんこ屋さん等々こちらも多種多様で他にもまだ沢山の職種があります。
小売店になると飲食店と違い、ゴム印にしてもハンコにしても用意する物が、お店によって用途も違ってきたりもしますし、必需品になります
ゴム印や角印が必要なのは飲食店と一緒ですが、飲食店とは必要となる内容が違ってきます。
- 角 印ーお店の屋号(店名)の入った柘や水牛等で彫刻した角印
- ゴム印ー屋号(店名)・住所・電話の入ったゴム印
角 印ーお店の屋号(店名)の入った柘や水牛等で彫刻した角印
小売店の場合領収書に限らず見積書や請求書、他に納品書など職種や仕事の内容にもよりけりで
必要な物も違ってきますが、唯一あると便利なのが角印となります。
角印は領収書や請求書だけではなく、職種によっては物品入札などに申請する事もあり、この時必要になるのが申請用の角印という事になります。
小売りをしていれば、お客様より領収書を請求されたり宅配を導入していれば請求書やの納品書といった伝票関係に社判(ゴム印)の横にミトメ印として角印を押したりもします。
ミトメ印として絶対に角印を使用しなければいけないと言う規定はありませんが、店判の横に既製品のミトメ印が押してあるよりは、屋号の入った角印を押した方がお店に対する信頼度も変わってくるのではないでしょうか。
角印はあくまでも、お店のミトメ印ですが、実は、信頼と安心をお客様に与える存在としての大変重要な役割を果たしているのです。
ゴム印ー屋号(店名)・住所・電話の入ったゴム印
ゴム印(店判)は飲食店同様に、お店を経営する以上なくてはならないものでして、角印とセットで用意する事が当たり前とされてます。
同じ小売業にしても、職種によっては色々と用意するゴム印も違ってきたりしますので、これが必要だとは一概には言えないのですが、ゴム印にはかなりの種類はありますので仕事に合ったゴム印をお選びください。
- 複合一体型ゴム印=台木・アクリル台
- 親子台=フリーメイト・アドレス印・フレンドリバース
- データー印(回転式の日付印)
- 回転ゴム印エルゴグリップ
- プラ角印(ゴム版)
- 氏名印
- 科目印
分りやすく分類すると上記のような内容のゴム印に分けられますが、前述したように職種によって使用するゴム印も違ってくるでしょう。
個人事業主のハンコの必要性と持つべき角印やゴム印の役割について解説:まとめ
ここまで個人事業主はどういったハンコを持つべきなのか、角印やゴム印の必要性や役割などについて解説してきました。
一つ言える事は、個人事業主であっても就く職種によっては角印などのハンコやゴム印などを要する場合もあると言うことになります。
ここでもう一度、内容の確認をしておきたいと思います。
- フリーランスでの個人事業主 → 角印・ゴム印は特に必要はない!
- 飲食店の経営する個人事業主 → 屋号入りの角印・ゴム印は必需品!
- 小売店を経営する個人事業主 → 屋号入りの角印・ゴム印は必需品!
フリーランスのような場合、基本的には業務委託になりますので角印やゴム印などは特に必要ないですが、強いて上げればゴム印では氏名印があれば何かと重宝するかとおもいます。
飲食店や小売店の場合は屋号(店名)が必要になりますので、屋号の入った角印やゴム印は用意しておくべきで、それ以外でも必要に応じてゴム印を用意すればいいでしょう。
デジタル化が進む現代にあっても、商売に関しては日本の文化とも言えるハンコは欠かせない存在であるといえるでしょう。
日本人が守るべき文化とは、古来より受け継がれて来た日本特有の文化であり、我々日本人がその文化を守り抜く使命があるのではないでしょうか!
その一つが、ハンコなのです!